究極の集中力「領域(ゾーン)」

なおやん

2006年07月27日 23:39


今まで、一度だけその領域に達したことがある。

究極の集中状態である領域(ゾーン)に。


何かに集中している時って予想以上の結果が出たりする。

でも、ただの集中とは明らかに違うレベルの領域に達したことあった。


高校の時のサッカーでの試合の時だ。

ベスト16をかけた試合で、前評判では格段に相手高校の方が格上だった。

実際の試合でもずっと押されてはいたがなんとか踏ん張っていた。

しかし、相手のロングシュートが決まり1点先制された時にスイッチが入った。


周りの雑音が一切消えた。

応援しているベンチの声や、外を走る車の音、フィールドの外の音が全く聞こえなくなった。

ただ、味方の声や相手選手の声は聞こえる。ボールが発する音も聞こえる。



ボールが来るのが目ではなく感覚で分かる。

相手がどう攻めてくるかなぜか先読みできる。

もうロスタイムを残すぐらいしか時間が残ってなかったが、

負けている状態なのに、不思議に勝てるイメージしかもてなかった



ロスタイムに入り、審判が笛をくわえようとした時に奇跡が起こる

相手キーパーがなんでもないボールをファンブルして味方がつめてゴールゲット。

その時に「やったぜ~」じゃなくて、「やっぱな」って思ったのを覚えてる。


そして、追い上げムードのままPK戦で勝利をおさめた。

試合が終わり、気を抜いた瞬間に倒れこんでしまった。

体の疲労ではなく、明らかに集中に要した神経性の疲労だった。


集中しすぎて倒れることなんて今までなかったので驚いたけど、

あの領域に入った時の感覚は今でも鮮明に覚えている。


サッカーの魅力にとりつかれているのも、あの領域にもう一度入ってみたいって

思ってるからかもしれない。

サッカーだけじゃなく、仕事なんかであんな状態になれたらな~って思う。

好きなことを突き詰めると、こんな体験ができるんやな~って。

こんな話信じられますか?