2011年06月25日

子供がぐれるのはSOSのサイン


今日は、ドキドキの診察日。

前回から続いてる「トラウマ」の原因と向き合ってる最中。

「これでいいのか?それとも・・・」ちゅ~よ~に自問自答する毎日。



それでも時間は過ぎるし、人とも会うし、仕事も降ってくる。

なんもかんも放り出して、現実逃避したいのは山々やけど、意味ないしな。

ここを乗り越えられるか?まじ、正念場です 笑



キナタツ「性格悪いって認め切れてないなぁ」

俺「えっ?それは前OKだったような・・・」

キナタツ「なんでこれする?何があったの?7歳の時」

俺「・・・(習い事事件以外に何かあったっけ・・・)」

キナタツ「〇〇〇」何か言ってくれてるけど上の空で頭に入らない・・・。

俺「あっ、もしかして、これかな?」

キナタツ「そう。それ、よしっ。何があった?」

俺「兄貴が万引きして警察沙汰になったことがあって・・・」

キナタツ「うんうん。」

俺「その現場に俺も親に連れられていきました。」

キナタツ「はぁ?なんで連れて行く?怒」

俺「そうですよね・・・」

キナタツ「兄貴がなんで反発してたか分かってるか?」

俺「はい。たぶん親からの束縛に抵抗しようとしてたんだと思います。」

キナタツ「そうよ。兄貴は偉い!親は自分を変えようともせず兄貴を責めたろ?」

俺「そうなんですよ。でも、俺は兄貴すごいなって心では感じてました。」

キナタツ「兄貴最高!それでいいんだよ。そうやって自分を守ってたんだよ。」

俺「そっか。やっぱそうか・・・」

キナタツ「兄ちゃん、どうしてた?」

俺「怒られても無視してたし、しょっちゅう家出て帰ってこなかったです。」

キナタツ「それ大正解。今兄ちゃん何してるの?」

俺「自分で自営してます。好き勝手やって上手くやってます。」

キナタツ「あなたにもその血が流れてるんやで。兄貴みたいに生きようぜ。」

キナタツ「処方は今回なし。兄貴みたいに生きような。」

俺「はい・・・。」安心感がどっと出てきた。



診察の通り、兄貴は中学に入るぐらいにはけっこうグレてて、

しょっちゅう親と喧嘩してたし、夜遊びも悪いこともやってたし、

俺にも迷惑かけることやってたけど、なんか憎めんかったんよな。



それどころか、ちょっとうらやましいなって感情すらあったと思う。

今思えば、それは自我を貫こうってやってたからやねんな。

親からのあれしろ、これしろの正しいことのオンパレード攻撃にも、

頑として譲らんかったし、ほんまに何を言われようが好き勝手やってたな。



今はもう、すっかり落ち着いて、優しい顔つきにもなってるし、

子供ができてからは、びっくりするぐらい娘には徹底的に親ばかやってる。

親ともいい距離感保ててるし、すっかり自分の世界を作ってるねんな。



たまに帰った時には、親には会わないときがあっても兄貴の家族には

会いに行ってたし、兄弟珍しく仲がいいしな。あんなことがあったのに・・・笑



子供がぐれるのはSOSやったんやな。

思い通りに育てたい、子供に自分の夢を託したいという

気持ち悪い独りよがりの親の願望が子供を苦しめてたんやな。

親自身も未熟やし、またその親から代々そうやって接してこられてたんやろな。



俺は、自我が芽生える前に、こういう出来事を見せ付けられたので、

心を閉ざすしか方法がなかった。グレる勇気もなかったし。

大人になった今でも、この時の出来事がトラウマとなって足を引っ張る。



診察を終えて、トラウマの原因がまた見つかってほっとした反面、

気持ち悪い感情がどばどば出てきて、無性に腹が立ってきた。

俺をこんなに正しい一辺倒でがんじがらめに育てた結果、

こんなに苦しむことになるなんてっちゅ~憤りが出てきた。



正しさ、まじめ、人の目を気にする、性格悪いのを認められない、

これは全部親からの負の遺産として受け継いでしまってる。

これを自分の子供に渡さないでいるために、今解放しとかないとな。



俺はもっと我がままでも良いし、もっと心の悪の部分があってもいい。

無理をせずに、周りを気にせずに、ただ楽しいからやるという生き方がしたい。

好き勝手やりながら、誰かとたまにはぶつかりながら、

それでも今が楽しいといえる生き方を。



こういう記事を書くのは、ほんまにツライな。

自分のつつかれて痛いところをさらけ出すわけやからな。

でも、書くことで、過去の自分からの脱却の決意表明でもある。

で、記事を読んでくれてる人が、少しでも楽になったらいいな~と思ってる。



この世で幸せになるためには、人間関係しかない。

一番距離が近い家族とのしがらみこそが、タマシイの課題であることが多い。



ここから逃げて引きこもったところで、その課題が解決することはないから、

向き合って、乗り越えて、そんでもって、最高にハッピーと言える人間関係を

自分で作っていくしかない。



この無理難題をもがきながら、乗り越えられることが出来たら、

心の底から自分のことが好きやと言えそうやわ。


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Posted by なおやん at 19:51│Comments(0)ためになる話
 
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